大分県教委汚職 富松被告が控訴 矢野被告夫妻 有罪確定へ

大分県教委汚職 富松被告が控訴 矢野被告夫妻 有罪確定へ
2009年4月11日7時7分配信 西日本新聞

 大分県教委の汚職事件で、人事異動に便宜を図った謝礼として商品券20万円分を受け取ったとして収賄罪に問われた元教育審議監の富松哲博被告(61)は10日、懲役10月、執行猶予3年、追徴金20万円とした大分地裁判決を不服として、福岡高裁に控訴した。

 また富松被告に対する贈賄の罪に問われて有罪判決を受けた元県教委参事矢野哲郎被告(53)と、妻で元小学校教頭のかおる被告(51)は、検察、弁護側ともに控訴せず、11日午前0時に判決が確定する。一連の事件で起訴された8人のうち富松被告を除く7人の有罪が確定することになる。富松被告は矢野被告から受け取った商品券について、「謝礼ではなくあいさつだった」と主張している。

=2009/04/11付 西日本新聞朝刊=

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